バイバイ、ブラックバード
おはようございます!
ごごりらです!
最近は家で過ごす時間も増えて語学の勉強や、小説を読む時間も取れるようになったのでそちらもちょいちょい紹介できればと思います!
前回「死神の精度」という作品を紹介したのですが、今回は「バイバイブラックバード」という伊坂幸太郎さんの作品の紹介をしていきます!
ネタバレにはならないように話を進めるのですが、話の大枠には触れてしまうのでご了承ください!汗
実はこの作品は他の伊坂幸太郎さんの作品とは少し毛色が違く、というのも太宰治さんの「グッドバイ」という未完の小説のオマージュとして始まりました。
ですので「主人公が、付き合っている複数の女性と別れ話をする」という話自体のコンセプトは変わらないのですが、そこに伊坂幸太郎さんのエッセンスが入り、巧みな言葉の仕掛けや、憎めないキャラクターなど読み手に想像の余地を残している小説だからこそできる遊びが詰まった作品だと思います。
なんといっても主要キャラクターに繭美という女性がいるのですが…ある有名人にしか思えなく、小説を読んでいる間は頭の中でその方が動き回っていて良い意味で面白かったです。
ただ物語の話は人と人の繋がりやそれぞれのキャラクターに焦点を当てているので、ファンタジーや物語が大きく動く話が好きな方には向かないかもしれません。
興味がある方はぜひ読んでみてはいかがですか?